2017
07.08

米国住宅ローンと自動車ローンのバブル崩壊寸前 

世界経済, 米国経済

 NHKのニュースで、アメリカで新車販売が不調であり、人々は新車ではなく中古車を購入する傾向にあると伝えていました。経済が悪化すると、財布の紐が固くなり、節約志向になりますから、中古車で我慢しようとします。中古車が買えない人は自転車に乗るだけです。ただ、中古車を買うのにローンを組むのかどうかは分かりませんが、もうすぐアメリカの自動車ローン・バブルが弾けそうです。失業者が増え、収入が減るためローン返済ができなくなっています。住宅バブルも弾けそうです。
 リーマンショックよりも深刻な事態となると専門家は言ってきていますが、昔から、戦争と大恐慌は同時に起こされていますから、今回も要注意です。ただ、今回、太陽や惑星Xの影響でポールシフトと環境の激変も起きたなら。。。

7月5日付け

(ビデオ 訳)
 6週間ほど前にボブ・クードラ―氏は、次に来るバブル崩壊は自動車ローンのバブルだと言っていました。
 6月の経済報告書では、自動車業界が苦戦しているとのことです。
 現在、自動車ローンに関して2つの好ましくないことが起きています。1つは、購入者の自動車ローンの返済が難しくなっているため返済期間を4年から7年に延長したこと。2つ目は7年に延長されると、新たに車を購入しにくくなるということ。返済期間を延長すればするほど車が売れなくなるという悪循環を創り出しています。
 自動車ローン問題を解決するには、現金で支払うか自転車に乗るしか方法はありません。
 現在、自動車ローンの巨大デフォルト問題が浮上しています。自動車を買う余裕のない人たちがローンを組んで自動車を購入したため、返済が滞りデフォルト状態となっています。1929年の時も、人々は住宅ローン返済ができなくなり銀行が破綻しました。
 自動車ローンのバブルが崩壊すると銀行が破綻します。6月の報告書では、自動車ローンのバブルだけでなく、住宅ローンのバブルも崩壊の危機であり、デフォルトを避けるには、全てに対して現金で支払うべきと警告しています。
 皆さんにお尋ねします。銀行に多くのお金を預けていますか。今後、多くの銀行が破綻するでしょう。
 一般預金者の預金を保証するFDIC連邦預金保険公社は、米国内の銀行を救済するには、1.2%の現金を手元に置いておく必要があると言っています。つまり、銀行が破綻しても彼等が保証する額はほんのわずかだということです。つまり、一般預金者の預金の多くが保証されず、銀行の救済に使われるということです。
 貴金属を家のどこかに隠してあっても換金できなくなります。ドルが暴落しハイパーインフレが起こると、政府はデジタルマネーに変えますから、自分たちが所持しているドルは紙屑になります。
 自動車ローンと住宅バブルが崩壊すれば銀行は破たんします。米経済は自働車と住宅ローンの崩壊というダブルパンチを受けることになります。
 そして経済的にも日本に影響が出てきます。
 トヨタなど北米で販売している企業は、新車が売れなくなると大打撃です。その余波が全て下請け会社にそのまま来ることになるでしょう。
ついに米国がトリガーとなり、世界恐慌が近付くのでしょうか。
(くまチューブ)