アメリカでサブプライム自動車ローンの崩壊が始まっています

世界経済

 中国の経済もめちゃくちゃですが。。。アメリカの経済も深刻です。
 2008年にサブプライム住宅ローンのバブルが弾け大変なことになったのにも関わらず、その後、アメリカでは再びサブプライム自動車ローンというでたらめなビジネスが横行していました。その結果、2008年のサブプライム・ローンのバブル崩壊と同じことが起きることになります。
 きっと、このような金融詐欺のでたらめビジネスを繰り返さないとアメリカの経済を延命させることができなかったのでしょう。
よくネット上で伝えられている通り、アメリカでバブルが崩壊し、社会不安や暴動が起き、戒厳令が敷かれ、大統領選がキャンセルされ、オバマがそのまま大統領で居続け、銃を所持する人々や政府に不満のある人々はFEMAキャンプへ。。。なんてことがあるのでしょうか。。。
ただ、そうなるとアメリカ経済だけでなく世界経済が崩壊してしまうのではないでしょうか。。。これ以上日本の経済が落ち込んだら。。。大量リストラも発生し。。。。
 政府が、企業に残業をさせるな、とか、賃金を上げろと言っても、つぶれていく企業が多ければ、労働者は何とかリストラされないように低賃金の重労働を受け入れることになります。
 悪者たちが勝手に支配している暗黒の世界に私たちは生きているため、善良な一般庶民は、終わりなき苦労を強いられています。
 1兆ドルのサブプライム自動車ローンのバブルの崩壊が始まっています。

 今まさにアメリカはサブプライム自動車ローンのバブル崩壊に直面しています。
 近年、アメリカでは自動車ローンを組む人々が急増していました。そしてサブプライム住宅ローンの時と同様に今回も新車をローンで購入しても返済が難しい低収入の人々にまで高額のローンを組ませています。
 既に不履行率が2桁の上昇となっています。そして自動車ローンの主な貸し手は何百万ドルもの損害を被っています。
 現在、アメリカは借金の海に溺死してしまう状態です。アメリカは再び撒いた種を刈らなければならなくなりました。
 今年の春、サブプライム自動車ローン市場は1兆ドル規模に膨らみました。
 平均的な自動車ローンの融資額は1台につき3万ドル弱です。
 貸し手は債務者が返済しやすいように返済期間を6年から7年延長しました。しかし、長期返済になると、住宅ローンを組んだような状態になってしまいます。
 ただ、返済期間を延長しても、自動車ローンの毎月の返済額(平均)は1台につき499ドルです。
 多くの中流階級世帯は、毎月300~400ドル(税込み)の返済がやっとです。どうやったら彼らは1台につき毎月499ドルもの借金を返すことができるのでしょうか。
 このような状況の中、2008年にサブプライム・ローンが崩壊したときと同じように今回もサブプライム自動車ローンが崩壊しアメリカの金融システムが破壊することになります。
 既に自動車ローンの不履行率が急上昇しています。この夏の不履行率は1年前に比べても21%も上昇しています。もうじき自動車ローンの巨大バブルが崩壊します。
 フォードの今年前半の貸倒損失は4億4千9百万ドルとなり、フォードの貸倒損失は1年前に比べ34%も増えています。
また、GMの今年前半の貸倒損失は8憶6千4百万ドルで、GMの貸倒損失は1年前に比べ14%も増えています。
株式市場を見る限り何の問題もないように思えますが、実体経済は全く状況が異なっています。
 今まさに、アメリカは2008年と同じリスクに直面しています。そして巨大機関が突然、破たんするようなことが起こるのです。
火曜日に、全米各地にあるITTテクニカル・インスティチュートが突然永久閉鎖されると報道されました。
ロサンゼルスタイムズ紙によると
 ITTテクニカル・インスティチュートを営利目的で運営してきた会社が、突然、全米各地のキャンパスを永久閉鎖すると発表しました。
会社側は、今回の閉鎖の理由を、米教育省が今年から学生らが政府の補助金でこの大学に入学するのを禁止したためと説明しています。
半年前に、この大学は様々な問題を抱えているとの噂が流れていましたが、在学生は必ず卒業できるとい言われていました。
ITTの閉鎖により35000人の学生が突然路頭に迷い、8000人の職員(従業員)が職を失うことになります。経済が崩壊寸前の時にはこのような事が起こるものです。
経済が悪化すると、長い間、水面下で経営に苦しんできた巨大機関が突然経営を諦め、関係者らに不意に爆弾を投下するのです。
しかしアメリカでは今後数か月間にわたり、ITTと同じようなケースを次々に目にすることになるでしょう。
今年、アメリカの大企業(一部)が数千人もの従業員をリストラしています。このような大規模リストラは差し迫る経済危機を暗示しています。どの企業が大規模リストラを行うか注目すべきです。
最近、経済の衰退速度が若干遅くなっていますが、衰退が続いていることは確かです。
2008年以降、米国の借金も企業の借金もそれぞれ2倍に膨れ上がりました。
学生ローンによる負債も自動車ローンによる負債もそれえぞれ1兆ドルにまで膨れ上がっています。このように我々は世界史上最大の負債バブルの中で暮らしてきました。
今まさに巨大バブルの崩壊が始まっています。そして我々は想像を絶する苦しみを味わうことになります。