2018
01.26

空自F35、三沢に初配備=主力戦闘機、北朝鮮監視も-巡航ミサイル搭載計画・青森

防衛

 航空自衛隊の主力戦闘機となる最新鋭ステルス戦闘機F35Aが26日、空自三沢基地(青森県三沢市)に初めて配備された。今回飛来したのは1機で、空自は2018年度にさらに9機を同基地に配備し、レーダーに探知されにくいステルス機の飛行隊を編成する。

 当面は実任務ではなく、F35パイロットの養成や教育訓練用に使用される。将来は北朝鮮の弾道ミサイルの警戒監視や対中国、ロシア機の緊急発進(スクランブル)などの任務に就くとみられる。
 防衛省は、F35に上空から艦船や地上を攻撃できる長距離巡航ミサイル(航続距離500キロ)を搭載する計画を進めている。日本海上空から北朝鮮内陸部に向け発射することが可能になるため、憲法との整合性から敵地攻撃能力の保有につながるとの指摘もある。(2018/01/26-12:19)