10.17
野間易通 徹底批判
野間易通は2015年現在の日本の社会運動シーンにおける最重要の人物の1人である。
一時は首相官邸を毎週数万人で包囲した「首都圏反原発連合」の中心メンバーの1人であり、2013年1月に野間を代表として発足した「レイシストをしばき隊」(現「C.R.A.C.」)の活動は、それまで数年にわたって全国各地の路上をいわゆるヘイトスピーチで制圧していたと云っても過言ではない在特会(「在日特権を許さない市民の会」)と初めて互角以上に渡り合った。
野間のリベラル派としての立場は、ラジカル派である私のそれとは最終的には相容れないものだし、細々した部分から根本的な部分まで多くの批判を持ちつつも、それを全面的に展開することは控え、たまに言及する際にはむしろなるべく好意的であるよう心がけてきたつもりだ。
ある時期から、野間が突然、ツイッターなどで私に対する揶揄的やがて批判的言及を断続的・間歇的に繰り返すようになり、かつそれらはまったく的外れなものばかりであったが、何度目かの、やたらボルテージの上がった集中的な言及があった際、初めて最小限の反論をおこなった上で、「直接議論すれば意気投合しないまでも問題意識の擦り合わせは可能だろう」し、「ネット上のやりとりで決裂するのはバカバカしいので、いずれ直接」と私の側から“論争”化を打ち切った(2014年10月4日のツイート)。
その後も野間はやはり時折思い出したかのように私への批判や当てこすり(らしきもの)を繰り返しおこない、私も引き続き“激突”は慎重に回避しつつ、この約9ヶ月間で計数ツイートだけ、野間を牽制する批判的言及をした。
が、ここにきて私はもう、野間批判を自制することをやめる。反原連やしばき隊の時期と比べて野間が明らかに変質し、日に日に偏狭の度を増しているらしいことを私はずっと残念に思ってきたが、もはやそれはこのまま放置しえないレベルに達している。私は今回、初めて本格的に、野間易通を徹底批判する決意を固めた。
本稿で私は、野間が(かつてはともかく現在は)在特会やいわゆるヘサヨと“どっちもどっち”であること、野間は(私を含め)批判対象と見なした相手に好んで「サブカル」なるレッテルを投げつけるが、実は他ならぬ野間自身が最も典型的で悪質な「サブカル」であること、2013年以来の在特会vsカウンターの抗争は(一見そうは見えなくとも、また仮に在特会そのものは今後例えば解体されたとしても)本質的には在特会側の勝利に終わりつつあること、などを疑問の余地なく論証することになるだろう。
(くまチューブ)