2017
10.15

熊本地震 震度1以上4410回に 気象庁「活動は継続中」

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 気象庁は14日、昨年4月14日の熊本地震前震から今年10月13日までの1年半に、震度1以上を観測した関連地震が4410回に達したことを明らかにした。この半年間は1カ月に10~28回で推移。気象庁は「依然として活発な活動が続いており、引き続き注意が必要」としている。

 熊本地震関連とみられる地震のみをまとめた。今年4月14日~10月13日の半年間では、7月2日に昨年8月31日以来となる最大震度5弱を産山村で観測。5月4日は美里町、同11日には熊本市南区など、9月8日には同市西区で最大震度4を記録した。このほか震度3が5回、震度2が29回、震度1が76回に及んだ。

 気象庁は今後の見通しについて「活動は減衰しているものの、現在も1カ月に10回以上の地震が続いている」と警戒。「過去の経験から、震度6に相当するマグニチュード(M)6クラスの地震が、本震から数年後に発生する可能性もあり、油断できない状態が続いている」としている。(松本敦)

 1年半の震度別発生回数は次の通り。▽震度7 2回▽震度6強 2回▽震度6弱 3回▽震度5強 5回▽震度5弱 13回▽震度4 120回▽震度3 415回▽震度2 1197回▽震度1 2653回

(くまチューブ)