2017
09.09

米大統領がテキサス再訪、洪水被災者やボランティアと交流

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[ヒューストン 2日 ロイター] – トランプ米大統領は2日、先月25日に米南部テキサス州を直撃した大型ハリケーン「ハービー」が深刻な洪水被害をもたらした全米第4の都市ヒューストンをメラニア夫人と共に訪れた。

大統領は先月29日にもテキサス州の被災地を視察したが、その際の大統領の振る舞いに被災者への思いやりがあまり感じられないと批判する声が上がっていた。前回の視察では、大統領は救助活動を妨げたくないとして、浸水していたヒューストンには立ち寄らなかった。

テキサス再訪で大統領としての振る舞いが注目される中、ヒューストン最大の避難所を訪れたトランプ大統領は、避難者1人1人に食料を手渡し、キスやハグで慰める姿を見せた。避難所の子どもたちと触れ合い、ボランティアとの写真撮影に応じるなどリラックスした様子を見せた。

大統領はまた、ボランティアと救援部隊の活動に謝意を示した。

テキサス州の住民からは今回の訪問を評価する声が上がっている。

一方、ニューハンプシャー大学のアンドリュー・スミス教授(政治学)は大統領のハービー被害への対応を評価した上で、他の政策を吟味すると、支持率は上昇しないとの見方を示した。ロイター/イプソスの世論調査では、トランプ大統領の不支持率は59%近くに上る。