07.10
「リッチスタン」とは何か(16)
日本と世界の情報ブログより 2017-07-01 11:34:24
(16)米英で第3次世界大戦を勃発させ、新秩序を構築する!
ロスチャイルド家は、武器を売り、世界中のどの国でも戦争をさせることが可能になっていた。その巨大な力は、欧米だけでなく、日本にも影響を与えてきた。その一例が「日英同盟」である。当時の日英同盟の内容については、第1期では、「締結国が他一国の侵略的行動(中国・朝鮮半島)に対し、交戦に至った場合、同盟国は中立を守り、それ以上の他国の参戦を防ぎ、さらに2国以上との交戦に至った場合、同盟国は締結国を助けて参戦する」とある。
しかし、日英同盟には「秘密交渉」があった。そこでは日本は単独で日露戦争を起こす準備段階にあるとイギリス側に伝え、それについてイギリスは中立を守る約束をした。つまり、イギリスにとって、ロシアを満州から追い出すのに日本を利用したいのだから当然である。その結果、条約締結から2年後に日露戦争が勃発し、イギリスは表面的に中立を装い、ロシア情報を日本に伝え、ロシアのバルチック艦隊の動向を逐一知らせて日本を裏から支えたのである。
結局、日英同盟は、第1期から第3期まで続くが、第2期では、イギリスのインド統治と日本の朝鮮統治を互いに認め合うと定められ、「締結国が他国1国以上と交戦した場合、同盟国はこれを助けて参戦する」とあるように、武力協力が義務付けられていた。これを「攻守同盟」と言う。
第3期では、アメリカが交戦相手国対象から外された。日本、イギリス、ロシアの3国を警戒するアメリカが、その点を強く希望したとされている。結果、日本は日英同盟と言う当時の連合国の一員として第1次世界大戦に引きずり込まれていった。
アルゼンチンが自国領と宣言したフォークランド諸島を、イギリスが奪還しようと艦隊を派遣した「フォークランド紛争」(1982年)である。この時、イギリスの空母「ハーミーズ」「インヴィンシブル」率いる艦隊が、北大西洋から南大西洋を縦断するように移動した。両国にとって、フォークランド諸島は「南極大陸」の領有権がかかった大問題だった。南極大陸は、「南極条約」により、世界中の何処にも領有権が認められていないが、南極と同じ条件の北極海では、ロシアが海底に国旗を立てて領有を主張し始めている。
アルゼンチン政府は重火器こそ持ち込まないが、軍を南極半島に駐屯させ、将来の領土宣言の準備を進めていた。1978年、パルマ夫妻を「エスぺランザ基地」で越冬させ、マルコスと言う男子を出産させている。この子が南極大陸ベビー第1号となった。アルゼンチンは次々と既成事実を構築し、さらに有利に事を運ぶため、南極大陸の延長上にあるフォークランド諸島を占拠する。フォークランド諸島を領有する国家は、その延長にある南極半島の領有主となり、南極半島を領有することは、その延長の大陸を領有する権利を有する解釈である。同じことをイギリスも考えていた。この紛争は、イギリスが未だに大西洋で強い影響力を保持することを示す出来事だった。
アメリカとイギリスは表裏一体の関係にある。イギリスのロスチャイルド家と、アメリカのロックフェラー家の関係が、アメリカの太平洋支配と、イギリスの大西洋支配を形成しているからである。イギリスとアメリカは、非常に近い将来、第3次世界大戦を勃発させるつもりでいる。つまり、ロスチャイルド家とロックフェラー家が手を組み、限定核戦争を勃発させるからである。そればかりか、両家が再び日本を最大限に利用する手筈まで整えている。