2017
06.08

熊本(隈本)地震 阿蘇神社倒壊

熊本地震


4月14日の震度7にはじまる熊本地震は、僕らの未来がまさに土蜘蛛ににぎられていたことを示していた。
「みらいくん」の事象ワードは「闇」「鬼」「土蜘蛛」だ。
益城(ましき)町の震度7も、ひとことでいえば土蜘蛛の地震。
益城といえば朝来山のウチサルとクビサル。
陸耳御笠とおなじ崇神朝に滅ぼされた土蜘蛛が、先陣を切った。
つづいて共振したのが、速見の土蜘蛛アオクモとシラクモである。
益城のふたつの震度7(布田川断層帯)に連鎖して発生した、大分の速見郡日出町~別府市(万年山別府断層帯)の群発地震がそうだ。
※)かつて日出JCTで起きた宇佐神宮のY高校球児のバス横転事故を憶えているだろうか。一昨年は玉突き事故が発生した。いずれも速見の土蜘蛛がらみ。亡くなられた方が示したワードは「関」と「門」。関門。そういった意味でも、阿蘇神社の楼門の倒壊はブキミだ。
前回、熊本はもともと「隈本」だったと書いた。隈本だけに、地震は隈(くま)の大本を示唆している。
もちろん熊本のことじゃない。熊野(隈野)だ。
「隈」はこの国のケガレを意味するキーワード。
そのケガレを一身に受けて、かつてイザナミは黄泉に落ちた。
それがカグツチ出産神話の真相であり、2011年にフクシマとして表現された。
汚染された大地や海、だれもいない町や村そのものが、黄泉のイザナミの姿だ。
かつてイザナミの隈宮(くまのみや)があった母なる熊野には、この国の「隈」が集中する。
とくに隈宮をうけついだと思われる熊野那智大社。 イザナミの墓所、花窟神社も気になる。
熊野のミサキ神であるカラスは、「隈」を枯らす役目。
熊野の森の木々もそう。「隈」を浄化してくれている。
個人的には熊襲(クマソ)に出ると思っていた。 川内原発が再稼働した鹿児島である。
熊襲は襲(曾)の国のこと。姶良カルデラの桜島や天孫降臨神話の霧島をふくむ鹿児島の大隅半島北部地域。
720年には律令制に抵抗する隼人の大乱が起きた。
東日本大震災の蝦夷に対応する、西の隼人。西の「まつろわぬもの」たちだ。
「みらいくん」再稼動や梅田の暴走事故、八尾空港の墜落事故などで警戒していた「闇」の動きが、とうとう大きな地震に出てしまった。
☆益城(ましき)の朝来(あさこ)山
崇神天皇(弥生後期後半)の時代、朝来山に土蜘蛛の打猴(うちさる)と頸猴(くびさる)がいた。
サル年にサル名の土蜘蛛がまず動いたわけだ。
崇神天皇の命で健緒組(たけおくみ)が派遣され、討ち滅ぼす。
健緒組は熊本=肥国(ひのくに)の肥君の先祖。
健軍神社の本当の祭神は健緒組命(たけおくみのみこと)という話がある。   健軍(たけみや)
健軍神社の入口の由緒書きの立て看板にも健軍大神(健緒組命)と書かれている。
つまりこの健緒組命の統治から健宮となったという説だ。
崇神天皇の御代に熊本の益城の朝来山に拠点を持つ土蜘蛛を
健緒組命が天皇の命令により討滅した。その帰りになぜか国道443号線の道を辿らず遠回りの445号線の道を歩み八代の白髪岳あたりで日没となったそうだ。
その時、大空に霊的なかがり火が現れたという。たぶん不知火のことではないか。
健緒組命は崇神天皇にその不思議を奏上し、天皇はそれゆえにこの国を「火国」と名付け、健緒組命を火君として「火国造」に任命し統治させたという。この統治した都が今の健軍神社あたりだということになる。

これが肥国(火国)、のちの肥後国、熊本の由来。
つまりはじまりが土蜘蛛がらみの熊本。まんま土蜘蛛の土地で、今回の地震は発生したことになる。
もうひとつだいじなのは、風土記のこの物語には中央構造線が表現されていること。
中央構造線が九州でどうなっているかはよくわかっていないが、ふたつにわかれてひとつは益城町から宇土半島に、もうひとつは八代にぬけると考えられている。
益城の土蜘蛛と、八代の不思議な火。不知火。
で、その先に川内原発(津波被害の可能性)。手前にことし再稼動するプルサーマル3号機の伊方原発(直下型の可能性)があるわけだ。
ところで、崇神天皇の時代といえば、額に角の生えたツヌガアラシトが若狭湾に来着するなど、神話ではじめて朝鮮半島との関係が本格的に語られる時代。
また豊鍬入姫によって天照大神が与謝(京都府宮津市)に遷し祀られるなど、祭祀の大変革がおこなわれた時代でもある。
そのころ、福井県大飯郡高浜町~京都府舞鶴市~福知山市の広範囲を支配していたのが、土蜘蛛の陸耳御笠(くがみみのみかさ)だ。崇神天皇の弟、彦坐王(ひこいますおう)によって滅ぼされた。
補陀洛渡海の黄泉のイザナミと若狭の闇、陸耳御笠ら凶党界の鬼・土蜘蛛が共鳴し、現象世界で「原発」をめぐる光と闇との攻防がくりひろげられているのが現在の状況。
熊本市=森の都。水都。世界の都市で唯一水道水源が100%地下水。水は、水蛭子。
津森神宮=神武天皇
欽明天皇(540年)の時代、神武天皇の神霊神勅により国司藤原法昌(阿蘇神社を崇敬)により創祀。阿蘇神社の健磐龍命は神武天皇の孫。
西南戦争
西郷どーん薩摩軍の大将、桐野利秋が益城(木山)に本営を置いたのが4月14日。
関ヶ原の戦い以来最大の野戦、城東会戦だ。
熊=隈
八尾空港の事故のあと、入間=入魔の自衛隊機U125が鹿児島の高隈山で事故。
いずれも全員死亡。4名と6名。その大隅半島の高隈山地に、埼玉の入間=入魔(未来容疑者の殺人事件で説明した)の自衛隊機U125が墜落したのは4月6日。墜落というより、なぜか高度を保ったまま一直線につっこんでいる。
「闇」の流れが八尾空港の墜落事故から、U125墜落に連鎖し、結果、高「隈」山に魔が注入された。
これはただごとじゃないなと思った。 だから「125」の意味をずっと考えていた。
十日後の4月16日1:25、ふたたび益城町を震源とするM7.3の大地震が発生。
鳥肌が立った。ああ125ってこれだったのかと。
熊襲に注入された闇のエネルギーが、熊本の土蜘蛛から放出された。
この地震で27kmにおよぶ亀裂が走ったのは、朝来山や船野山のふもとの布田川断層。
まさに益城の土蜘蛛、ウチサルとクビサルの地元だ。なぜ高隈山かを考えたとき、気になったのが「隈」。
汚穢(をゑ)隈(くま)の隈。イザナミが穢れを背負ってこもったクマノミヤは、隈宮。熊野は隈野である。
じつは熊本も南北朝時代までは、「隈本」だった。
伊勢出雲同年遷宮の2013年以降は、父なる禊+母なる禊の段階だ。
本来は禊ではなく、この段階でイザナミはイザナギと再会し、復活した天照大神に託すべく、イザナギとともに天の御柱を立て、再生の国生みをしなければならなかったと思う。
黄泉のイザナミの使いは黄泉醜女。イザナギを追撃した鬼女。
それを撃退した桃も、国民の期待をうけたフクシマの桃が「闇」カジノに染まっていた。
鬼の怒りにつづく「隈本」地震は、この国のケガレを根本からやってやるってイザナミの決意表明に思えてならない。