2017
07.10

「リッチスタン」とは何か(17)

世界経済

日本と世界の情報ブログより   2017-07-02 12:28:59
(17)世界財閥の恐ろしさを日本人は知らなすぎる!
 「世界7大財閥」と言えば、ロスチャイルド、ロックフェラー、サッスーン、クーンロエブ、モルガン、ベクテル、ザハロフだが、日本や中国はどこにも入っていない。日本は過去、三菱、三井、住友、安田などの巨大財閥が存在したが、敗戦後にGHQによって解体され、世界の勢力地図から蹴落とされた。
 その中でも世界経済を牛耳るのが、ロスチャイルド一族とロックフェラー一族であり、他を圧する存在である。イギリスのロスチャイルド家はシオニスト・ユダヤ系とされ、財閥の創始者マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、金融業を発端に5人の息子をヨーロッパの支店長にして、「日露戦争」「第1次世界大戦」「第2次世界大戦」をはじめとする大戦争に莫大な戦争費用を用立てし、天文学的な利益を上げて世界の巨大財閥へのし上がった。
 ロスチャイルド家の金融関連だけでも、イギリスの大手投資銀行「N・M・ロスチャイルド&サンズ」、イギリスの中央銀行「イングランド銀行」、スコットランド・本渡の発行三大商業銀行「スコットランド・ロイヤル銀行」、イギリス最大の保険会社「ロイヤル・サンアライアンス保険」を牛耳り、フランス中央銀行「フランス銀行」、フランスの大手投資銀行「ラザール・フレール」、・・・・・日本の「日興コーディアル証券」もロスチャイルド系の金融会社である。
 さらに言えば、悪魔の契約のサブプライム・ローンを編み出し、世界中を金融危機に陥れたリーマンショックの張本人「リーマン・ブラザーズ」もロスチャイルド家の経営である。
 アヘン戦争と言えば「サッスーン財閥」だが、ロスチャイルド家と血縁で、当然ユダヤ系である。アヘンから国を守ろうとした清国は「アヘン輸入禁止令」を出したが、それに反発したイギリスは武力で清国を粉砕し「南京条約」で上海など5港を開港させ、香港の割譲、さらに賠償金2100万ドル(当時の銀決算で約462億円以上)を奪い取った。サッスーン家はロスチャイルド家の支家とされ、清国に25億ドルの資本による「50年投資計画」を強行し、年間1億ドルの投資を25年間継続して中国の経済と財政を完全掌握した。
 日本に「日露戦争」を起こす莫大な資金を貸し付け、ユダヤ系ロシア人のレーニンを送り込み、「ロマノフ王朝」を崩壊させたのもロスチャイルド家である。さらに、カール・マルクス自身が改宗ユダヤ人だったことを思えば、ロシア革命はユダヤの資本で起こされた巨大なテロだったのである。
 ロックフェラー財閥の創始者ジョン・D・ロックフェラーは、「石油王」と呼ばれ、南ドイツ系非ユダヤ人で、宗教はプロテスタントのアメリカ福音派である。ドイツ系「ワプス」とされるが、ワプスとはアングロサクソン系白人新教徒を言う。しかし、それがどうも怪しいようである。
 現在の当主はデイビッド・ロックフェラー(今年101歳でなくなった)だが、デイビッドの意味はユダ族のダビデである。ロックフェラー家は石油事業を中心とする巨大財閥の立場上、石油産出国のイスラム諸国に対し、一族がユダヤ系と言えないとされている。
 ヨーロッパでは以前から噂になっているのは、ユダヤ財閥のロスチャイルドが語った言葉である。「ロックフェラーはロスチャイルドの傍系である」これが事実だとすれば、ロックフェラー家はロスチャイルド家と親戚筋となり、アメリカでも経済活動のスポンサーがロスチャイルドと分析されている。巧妙にユダヤ系を隠蔽しても、状況証拠が許さない。
 19世紀、ドイツから新大陸に大量流入したユダヤ人の始める職業が「屋台商」と「行商」だった。創始者の父親も行商で偽薬を売っていた。ロックフェラー家の当初の事業資金はロスチャイルドが出したとされ、ネルソンの市幹部は全員がユダヤ人だった。過去全ての選挙戦は常にユダヤが主導し、ユダヤ社会の支持を得てきた。
 ロックフェラー家はロスチャイルド家と共に、ロシア革命を支援した歴史がある。デイビッドが主催する「外交評議会」のメンバーはほぼ全員がユダヤ人で、ブッシュ一族や、チェイニー副大統領など極右ネオコン人脈とも重なっている。恐ろしいのは、ロン・チャーナウ著「タイタン」に、「ロックフェラーには独自の宗教観があり、自分の金儲けが神の意思であると確信している」とある点である。つまり、世界最大の石油トラストとして君臨した「スタンダード・オイル」を救世主とし、己の傘下に入らない企業を神の敵として駆逐して当然と豪語する姿勢が尋常ではない。
 穿った見方をすれば、ロックフェラー一族は、己を神と同一視していることになる。デイビッドの代になると、アメリカ政府の外交を利用した国際社会のコントロールを最大の経営課題とし、「軍産複合体」を支配する立場を徹底し始める。実際、アメリカの公共事業は、戦争とされ、平和が長く続くとアメリカ経済に支障をきたすため、戦争を起こすことで世界最大の経済力を維持しているのが現実である。これをマッチポンプと言う。マッチで火をつけて戦争を起こし、それを消火して軍事兵器を大量に売って大儲けをする。
 「ナショナル・シティー銀行」を運営し、石油、軍事軍産業、金融業など様々な企業を傘下に収め、デイビッド・ロックフェラーが頭取を務めた「チェース・マンハッタン銀行」は今の「JPモルガン・チェース」である。

(くまチューブ)